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新たな社会基盤とされているSociety5.0とは,「サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより,経済発展と社会的課題の解決を両立する,人間中心の社会」(内閣府,https://www8.cao.go.jp/cstp/society5_0/より引用)です。インターネットを通してすべての人とモノがつながり,様々な知識や情報が共有され,今までにない新たな価値を生み出すこと(イノベーション)を通じて,少子高齢化や地方の過疎化,貧富の格差などの様々な課題を解決することが期待されています。

私たちは,インターネットが我々の社会や生活をよりよくするものであると考え,1994年に「信州インターネット協議会」という任意団体を立ち上げ,長野県を中心に教育・学術分野におけるインターネット利活用の推進に努めてきました。そして,インターネットに関する専門的な知識や技術を有しなければその利活用がまだ難しかった時代に,会員相互の情報交換やネットワーク回線の整備・充実を図るとともに,学校・教育委員会などにネットワーク接続に必要な情報を提供し,高速かつ安定したインターネット利活用を支援してきました。

私たちの目的は, ネットワーク利用環境の維持・改善とネットワーク技術に係る研究・開発・利用の支援を通じて,イノベーションによる信州地域の教育・学術・産業の発展に寄与することにあります。多くの学校や自治体の参画を得て教育や学術の発展に資するため,社会的に認められた公的な組織とすることが最良策であると考え,特定非営利活動法人格を得るに至りました。私たちは長野県に限らず,教育・学術分野の情報化の推進やイノベーションに寄与し,地域社会に貢献していくことをめざします。